なぜスパイラルエルボには衝突点がない

スパイラルエルボ衝突点ゼロでエネルギー損失を最小化する流体設計

粉粒体や気体を配管で方向転換する際、従来の直角エルボでは流れが内壁の「衝突点」に集中し、摩耗・破損・流速低下を引き起こします。
スパイラルエルボは、ベルヌーイの定理と流体圧力差制御を応用し、この問題を根本的に解決しました。

圧力分布の原理

  1. 主流路側(バイパスを通らない流れ)
    スパイラル室に分流されない部分の流れは速度低下が少なく、大気圧より高い正圧を保ったまま曲がり出口に向かいます。
  2. スパイラル室側(分流された流れ)
    流路断面積を徐々に拡大させることで速度を減じ、内部で安定した旋回流を形成します。
    この過程で主流路側より相対的に高い正圧が生じ、圧力差によって流体が自然に主流路へ再合流します。
  3. 出口側の流れ
    主流路の高速流とスパイラル室からの流れが合流する際、ベルヌーイの定理に従い圧力は負圧域へと変化し、搬送物は出口方向へ吸引されるように排出されます。

衝突のない曲げ構造

従来のエルボのように壁面で急激に方向転換せず、圧力勾配と旋回流のガイド効果によって流れを滑らかに曲げます。
これにより、

  • 衝撃摩耗がほぼゼロ
  • 粉粒体破砕や皮膜剥離の防止
  • 流速の安定化と閉塞防止
    が同時に実現します。

実績

台湾の台塑グループをはじめ、世界各国の化学・食品・鉱業分野で採用。
高耐摩耗・省エネ・省スペースで、既存配管にも容易に組み込み可能です。

message

發佈留言

發佈留言必須填寫的電子郵件地址不會公開。 必填欄位標示為 *