<ホームページに戻る

新規 MSC「ベルファイン® MG4」

構成


1.原料樹脂「ベルパール®」について

1.1 原料:機能性微粒子状フェノール樹脂「ベルパール®

ベルパールS890のSEM写真BELPEARL S890 の SEM 画像ベルパールS890のSEM写真-1

  • 従来のフェノール樹脂(レゾール樹脂、ノボラック樹脂)とは、合成方法・化学構造・物性が大きく異なる
  • 特徴:高強度・高耐熱・高残炭率・均一かつ均質・高い安全性

微粒子状フェノール樹脂「ベルパール®」の製造方法

原料フェノール原料 反応フェノール反応

フェノール反応条件20μmの微粒子球状高分子量樹脂

  • 平均粒径20μmの球状微粒子
  • 高安全性かつ高分子量樹脂
  • 完全独自の反応条件による製造
  • 分子量・硬化度を精密に制御可能

主な用途

BELPEARL Type

Sタイプ耐火物用バインダー

  • 不定形耐火物
  • 定形耐火物

Sタイプ摩擦材用バインダー

  • AT車用クラッチ
  • 電車用ブレーキ
  • 産業機械用ブレーキ

Sタイプ複合材料用バインダー

  • ゴム成形用樹脂金型
  • 自動車用ワッシャー
  • 自動車用樹脂ギヤ

Sタイプ接着剤

  • ノンホルムアルデヒド対応
  • 合板用接着剤

Sタイプ炭素材用バインダー

  • キャパシタ用バインダー
  • C/Cコンポジット

Sタイプ砥石用バインダー

  • ダイヤモンド砥石

Rタイプ炭素材原料

  • 高性能MSC原料
  • 高性能活性炭原料

Rタイプ耐熱性フィラー

  • 耐熱性ナイロン
  • コンパウンド

Cタイプ摺動性フィラー

  • 無給油軸受け
  • スラストワッシャー

Cタイプ導電性フィラー

  • IT工場向け制電性樹脂
  • 面状発熱体(床暖房)
タイプ特性
Sタイプ熱溶融硬化型
Rタイプ不融化タイプ
Cタイプ焼成炭化型

2.「ベルファイン® MG4」について

MSCとは?(分子篩炭素:モレキュラーシーブカーボン)

MSCとは

MSCのSEM 写真MSCSEM MSCSEM-1

PSA式窒素ガス発生装置PSAFlowSheet

MSCの細孔制御MSCの細孔MSCの細孔-1

MSC(分子篩炭素)の酸素・窒素吸着速度MSCの酸素・窒素吸着速度


MSC高性能化の基本方針(MG4開発コンセプト)

方策1 より厳密な細孔制御

  • 有効な孔を増やし、不要な孔を減らす

方策2 有効に活用できる細孔の体積を増加

  • 粒径の均一化による連通孔の増加
  • 粒子小型化による粒子内拡散の抑制
  • ペレット微粒化による外面積の増加

方策3 タンクに充填するMSC量を増やす

  • ペレット密度の向上

方策4 ※企業秘密(部外秘)


MG7L → MG4への進化

  • ハイレベルかつ大幅な性能向上
  • 焼成条件の見直しだけでなく、
  • 原料樹脂から遡った本質的な改良
     → フェノール樹脂メーカーとしての独自開発

方策1:より厳密な細孔制御

従来ベルパール従来のベルパールMG4MG4

  • 従来ベルパール:物性は均一だが、粒径が不揃い
  • MG4:粒径も揃え、焼成時の細孔形成を均一化

方策2-1:有効な細孔体積の増加(粒径均一化による連通孔の増加)

MSC-1

  • 粒径を揃えることで、強く圧縮しても球同士の間隙が確保され、ペレット内部も使用可能に

方策2-2:小粒子径化による粒子内拡散抑制

従来のベルパール粒子内部の拡散は遅い粒子内の拡散は遅い

MG4小さい球は大きい球に表面積大、拡散距離が短い粒子内の拡散は早い

  • 粒子内部の拡散は遅い
  • 小さい球は大きい球に比べて外表面積が大きく、拡散距離が短いため、すべての細孔が素早く有効に使用される

MG4設計思想に沿ったベルパールの開発

MG4のベルパールの開発

  • 新たに開発
  • 粒径の均一化と小粒子径化を達成

ベルパール100X100ベルパール3500X3500

MG4MG4-100X100MG4-3500X3500MG4-10000X10000


まとめ:MSC高性能化の基本方針(MG4開発コンセプト)

  • 方策1 より厳密な細孔制御
  • 方策2 有効な細孔体積の増加
      - 粒径の均一化で連通孔を増やす
      - 小粒子径化で拡散抑制
      - ペレット微粒化で外表面積増加
  • 方策3 MSCの充填量増加(密度向上)
  • 方策4 ※企業秘密
    → 造粒法・焼成条件の見直しにとどまらず、原料段階からの革新による創造的開発

MG4の誕生

  • 新型PSAの開発
  • 知的財産:
     - 原料樹脂:国際特許 出願・公開済み
     - MSC本体:国際特許 出願・公開済み

フェノール樹脂の化学構造比較

フェノール樹脂の化学構造比較

特性ベルパールレゾールノボラック
フェノール基数100個以上2~5個4~10個
メチロール基数2~3個多数無し
分子量10,000以上(重合度制御可能)100~300300~500
経時変化無し不安定無し(硬化剤配合品は不安定)
形状微粉末(球状)溶液ドロップ粉砕粉末
モノマーフェノール無し2~10%2~10%

メチロール基濃度       安定性に課題あり            

モノマーフェノール   有毒性に課題あり